ヌマ日記

想像力と実感/生活のほんの一部

気が抜けて[2022年9月8日(木)雨]

8月が終わってなんとなく気が抜けてしまったのと、日記とは別の形態で自分のことを書く作業をいろいろしているため、日記から少し足が遠のいてしまった。Evernoteの日記も書き損ねて2日分まとめて書くことがあるし、内容も何を食べたとか何をしたとか、事実を羅列するだけで済ませていることがある。もったいない気がするけど、そういう時期もある。

 

今日もそういう日で、自分の幼少期のことなどを思い返していた。午前中にまずは細かいところを気にせずばーっと書けるだけ書く。13時からオンライン取材があるので、12時半ごろに一人で冷凍うどんを食べる。レンジでチンしてビニールを破り、深皿に出したら昨晩カオマンガイを作った時の鶏肉の茹で汁を使ったスープをかける。小松菜、ネギが入っていて見た目はおいしそうだけど、スープの味が薄いのとうどんになかなか味が絡まずぼんやりした印象だった。きっとラーメンのような細麺だと合うのだろう。今度はそうしようと思って、とりあえず醤油を足して食べる。スープを飲み干したら体が熱い。

 

取材を終えたら、細かい部分を見直していく。見直していると追加で書きたいことが出てくる。結末がこれでいいのかも自信がないし、完成まではもう少しかかりそう。集中力が切れて、たまに見ているYouTuberが新しい動画をアップしていないか見に行ったり(更新はまだなかった)、The 1975のライブ動画を見たりする。前から音楽はちょこちょこ聴いていたけど、映像を見たりSNSを追ったりしているうちにボーカルのマティ・ヒーリーの佇まいが大好きになってしまった。曲を聴くというより、マティを見ている時間がけっこうある。

フォローしているインスタのストーリーも更新頻度が高い。先日は川上未映子『ヘヴン』の英訳版のペーパーバッグをアップしていてよかった。マティのストーリーはファンの他愛もないコメントへのリアクションも多くて、彼とインターネットのこの親和性の高さ、(プラットフォームが違うけど)一昔前の「ツイ廃」っぽさも感じる無邪気な使い方に妙な好感を抱いてしまう。そこに孤独が横たわっているように感じてしまうのは、ファンの勝手な偶像化だろうか。

土曜日には吉祥寺ブックマンションでお店番をするのだけど、店番の時は好きな音楽をかけていいことになっている。The 1975のアルバムを年代順にかけてみようかなあと思ったり。

 

20時からまた一件オンライン取材。今日は恋人も昔の職場の先輩とご飯を食べてくるので、私は一人で小雨の降る街をうろついて夕飯を食べるお店を探す。カレーなど食べたいが、22時近いのでけっこうお店が閉まっている。迷った挙句、中心部から外れたところにCoCo壱があったことを思い出す。

CoCo壱は通常メニューはそんなに好きではないのだけど、期間限定のスパイスカレーやスープカレーは食べやすさ、それっぽさ、満足感の三拍子が揃っていてかなり好き。問題はその期間限定があるかどうかだけど、調べてみるとあった。今は「SABAとごぼうのスパイスカレー」。鯖のカレー、ずっと気になっているのにカレー屋に行くとつい肉系を頼んでしまう。いい機会かもしれない。

とぼとぼと店まで歩いていってカウンター席に通され、店員さんがお冷やを持ってきてくれた時にそのままオーダー。出てくる前に朝日新聞のニュースレターを読もうと思っていたのだけど、思っていたよりすぐに出てくる。読みながら食べる。ニュースレターの見出しは"旧統一教会、自民国会議員「379人中179人が接点」"。今日は安倍元首相の銃撃事件からちょうど2ヶ月。色々なことが一変してしまって、もっと長い時間が経ったように感じている。

鯖のカレーはおいしいけど、やっぱり肉のカレーの方が好きだなと思った。