ヌマ日記

想像力と実感/生活のほんの一部

1ヶ月くらい休みたい[2022年10月1日(土)晴れ]

10月になったので朝からニュースレターの執筆。事前にざっくり書いていたのを整えていく。私はですます調のほうが文章がすらすら書けるな、と思う。だ・である調だと妙に詩的な、イメージ優先の言葉が出てくることが多くて、そのイメージに論理が引っ張られてしまう。予想外な言葉が出てくるぶん面白い跳躍になることもあるけど、自分の言葉を自分で解釈するプロセスが発生するので時間がかかってしまう。手堅く書き進めたい時と広がりを大切にしたい時で使い分けよう。

執筆途中に恋人が起きてきて、先日吉祥寺のPICARDで買っていたクロワッサンを焼いてくれる。部屋にバターの甘い匂いが漂ってくる。匂いにつられてリビングに行くともう焼けるというので、一緒に食べる。齧ると生地の中からほわっと熱い蒸気が飛び込んできて幸せな気持ちに。先日テレビで「クロワッサンがおいしいのは焼きたてではなく冷めたてです」と言っていたのを見たのだけど、本当に? 焼きたてめっちゃおいしいですけど、これ以上に? と思う。

 

ニュースレターを書き終えて配信をセット。今回は先日の国葬の日に反対デモに行ったことを書いたのだけど、国葬に賛成している人からはもちろん、反対している人からも冷たい目線を感じることがある。国会での手続きを踏んでいない、国民らの理解も得られていない、弔意も強制しない。名前だけのものなのだから気にせず普通に過ごすのがよい、真っ向から批判するのはかえってその存在感を強めてしまうので悪手だ、みたいな……うーん、考えすぎかな? 武道館前で反対派と右翼団体が衝突し、それがわかりやすい混乱として取り上げられたことも風当たりが強くなった一因のように思える。実際はもっといろんなかたちのデモがあったのだけど。

 

お昼は恋人と近所のお店でフォーを食べる。恋人は明日から10月下旬までヨーロッパ出張なので、向こうで食べられないアジアっぽいご飯をチョイス。食べたあとはスーパーで鶏むねのひき肉を購入。安くて助かる。

帰ってきてまた仕事。大きな仕事が大詰めなのと、他のことも立て込んでいて全然仕事が終わらない。スケジュールが合わなかったりしていくつか断ってしまってさえいるのだけど、それでも忙しい。仕事があるのは本当にありがたいことだし、楽しい仕事も多いのだけど、セーブしているのに全然忙しくて息苦しくなってきている。仕事そのものが嫌というより、余裕のない自分や自分の生活が嫌なのだと思う。

金曜日、取材で表参道に行ったのだけど、お昼時に街を歩いていたらみんなおしゃれな格好をしていたり、新しくオープンしたお店に行列を作っていたりして、楽しそうでうらやましかった。再生していたポッドキャストからは面白そうな映画の話。1週間くらい、いやできればまるっと1ヶ月くらい休みたい、という考えがいきなり浮かぶ。長く休んでそのために前後の期間を慌ただしく過ごすより、毎日規則正しく働きたいと考えるタイプだったから、自分でも意外に感じた。それだけ疲れているのだろうか。本気で休めないか、頭で検討しはじめる。11月下旬には落ち着くだろうか、12月の正月休みを長めに確保するという方法もあるけど、年末進行で失敗するだろうな……とか。どちらにしても10月は忙しそう。せめて土日に誰かと遊びに行くくらいの余裕はどこかで確保したい。恋人もいなくて寂しくなるだろうし。

そんな忙しい中でもプールだけは定期的に行くようにしている。今日も17時ごろにプールへ。しかしなんとなく胃が気持ち悪い気がして、プールの目の前まで行ったのに引き返してしまった。代わりに新宿へ行きユニクロなど見る。何も買わずに出る。プールは明日時間があったら行こう。

 

帰宅してすぐ、鶏むね肉のひき肉と枝豆の寄せ焼きを作る。恋人が明日は4時起きだというので、いつもより2時間ほど早い夕食。彼が寝てしまったので、自室で日中の仕事の続き。