ヌマ日記

想像力と実感/生活のほんの一部

調和について[2020年10月25日(日)晴れ]

昨日の夜は久しぶりに友人と会ってお酒を飲んだ。お酒を飲んだ夜はいつも眠りが浅く、長時間寝ても体がだるいことが多い。でも、今日は比較的体がすっきりと軽かった。新宿二丁目の近くにある蕎麦と日本酒がおいしいお店に行ったのだけど、チェイサーをちゃんと用意してくれて、ボトルが空になったらすぐに注いでくれるから、遠慮せず水を飲めたのが良かったのかもしれない。

お酒の味も酔うのも好きだけど、翌日に響きやすいのでいつからかかなりセーブするようになった。毎回こうだったらいいのに、と思いながらシャワーを浴びる。洗濯をして、秋晴れのベランダに干した。

 

昼から高円寺のクロスポイントカフェで、「アパートメント」の住人さんとの交流会。今回の参加者は私たち管理人を含めて8人。全員で細長い一つのテーブルを囲む。こういう時って4人ずつとかに分かれてそれぞれに会話が進行することも多いけど、この日は8人全員で一つの話題を共有していた。ただ自分の話だけをする人がいなくて、みんな話している人の言葉に耳を傾けているから発言が被るようなことも少なく、だけどちゃんと笑いもあって、良い会だったんじゃないかなと思う。コーヒーもおいしかった。

 

お店を出て、みんなで駅へと向かう。昨日と今日は高円寺フェスをやっているからか、人が多い。お酒か何かを注がれたプラカップを手にした楽しそうな人もいて賑わっている。高円寺フェス、いつもだったら道端で大道芸などをやってすごい人だかりができていたりするのだけど、今年は密集を避けるためかそういう催しはなさそう。ただ歩いているだけだと何をやっているのかまったくわからないが、お祭りの雰囲気だけは感じられた。

 

家に帰って、今日が校了の媒体の念校が届いていたので確認して戻す。それから今日公開されたウェブ記事があったので、インタビューをした方に連絡。

本屋に行きたかったのだけど、なんだかなかなか家から出る気になれず。そろそろ夕飯のことも考えないといけないが、良い案が思いつかない。恋人に「夕飯どうしようかなあ」とさりげなく相談してみるも、「任せる。権限移譲します」と言ってカフェに行ってしまった。「なんでもいい」と言われるのが一番困るしむかつく、という家庭の料理担当あるあるが発生している……。

プールに行きたいと思っていたのだけど、それも面倒くさい。つい部屋でごろごろしてしまったけれど、30分ほどそうしていたら飽きてきたので重い腰を上げてプールへ行く。「このままだらだら過ごしたら夜に絶対後悔する」という気持ちが、ごろごろ、だらだらしたいという目先の快楽に珍しく押し勝った。

 

プールで水着に着替えていたら、前回日曜日に来た時にいたおじいさんが帰るところだった。このおじいさん、とにかく自分の泳ぎを優先する人で、割り込んできたりぶつかりそうな位置からクイックターンをしたり、あまり一緒に泳ぎたくないと感じる人だった。今日は被らなくてよかったとほっとする。どうやらいつも日曜日のこのくらいの時間帯に泳いでいるようなので、その時間は今後も避けようと思う。

プール全体は混雑していたけど、私のいるがっつり泳ぐレーンはあまり人が多くなく、自分のペースで泳ぐことができた。今日はトータルで1500メートル。

 

プールから上がると恋人から「夕飯どうする?」とLINEが来ていた。「リクエストくれたら簡単なものなら作るよ」とのこと。「豚バラ大根とか?」と送ると「大根味しみるの時間かかるからな〜」と渋られちょっと苛立つ。はっきりと「作るのは良いが献立が思いつかない」と伝え、リクエストを募る。すぐ「鶏肉とピーマンとカシューナッツの中華炒め」という、彼の好物の名前が挙がった。何度も作っているメニューなので私としてはマンネリ気味で、これを作ることは手抜きなんじゃないかと感じて避けていたのだけど、とりこし苦労だったなと思う。

 

20時頃に料理ができて、恋人と一緒に食べる。人と会って、洗濯をして、プールにも行って夕飯も作って、なかなか頑張った一日だった。