ヌマ日記

想像力と実感/生活のほんの一部

問題山積み[2022年6月29日(水)晴れ]

夜も暑くて眠りの質が落ちている気がする。脱水まではいかないけれど起きると喉が渇いていて、暑い場所にずっといた時のような頭痛がすることもある。お腹の調子もよくない。この家はとにかく熱がこもるつくりで、冬は助かるのだけど夏はなかなかしんどい。寝ている間も冷房をつければいいのかもしれないが、喉を痛めそうだし電気代も大変なことになりそう。ただでさえ値上がりしているし、電力も逼迫しているし。そんな中、代表的な政策として打ち出されたのは節電プログラムに参加した人に2000円分のポイント。ポイントって何……なんとなく2020年安倍政権の和牛商品券を思い出す。根本的なところが何も変わっていない。和牛商品券は見送られたけど節電ポイントは実施予定だし。

 

午前中に日記書きなど。今日は恋人が在宅で、自分の部屋と2台の冷房をつけるのは気が引けたので二人でリビングで作業する。

私の部屋は冷房効率がよくないうえ、カーテンがないので午後になると窓から日差しがもろに差し込んでくる。窓に面してデスクを置いているので、室内にいるのに日焼けしそうなくらい日を浴びる。昨日もちょうど午後の時間にオンライン会議があったのだけど、カメラをオンにすると日差しが強すぎて顔が白飛びしていた。明るさ調整のやりかたがわからず(そもそもできるのだろうか)そのまま出たら、参加者の人に「理さん、舞台にいるみたいになってますよ」と言われたのだった。付き合いの長い人たちなのであの場は笑いが起きてそれでよかったのだけど、取材をすることもあると考えるとどうにかしなければとも思う。舞台にいるみたいな状態で取材をするわけにはいかない。
それにカーテンがないことで冷暖房効率も悪くなっているのだろう。すりガラスだから開けなければ外からはわからないし、窓枠の長さとか測るの苦手だし、と購入を先送りにし続けて5年。ついにこの夏変わるのかどうか。

 

お昼ご飯はカレー納豆そば。高騰する前に買っていた玉ねぎを一玉使う。午後はあんまり急ぎの仕事がなく、明日提出の原稿の編集作業などをだらだらやったらすることがなくなってしまった。先週もそこそこ暇だったけど、今週もわりと暇。働きたくないなあと思う。ちょっと頑張ったくらいでは税金とかでごっそり持っていかれて、手元には大して残らないし……と、明日が納期限の都民税や国民健康保険のことを考えながら。

私は人の話を聞いたり文章を書いたりして生活しているが、根本的には他の仕事と同じで、ようは時間を売ってお金を得ている。お金だけしか得られない仕事をするくらいなら、空いた時間は見逃していた映画を見たり本を読んだり、あるいは「暇だな〜」と思ったりして過ごしたい。もちろん、そんなこと言っていられない状況の時もあるけれど。

ルシア・ベルリンの『すべての月、すべての年』を少し読み、聞きそびれていたTBSラジオ荻上チキ・Session」の6月2日、北丸雄二さんと鈴木みのりさんをゲストに迎えての特集「6月は『プライド月間』。きっかけとなったストーンウォールの反乱とは?」。昨日6月28日が、ストーンウォールの反乱が起こった日だった。

この中で北丸さんが「アメリカの最高裁で、これまで認められてきていた中絶の権利がひっくり返るかもしれない」と話していて、事実その通りになってしまった、と思う。そしてこの判決を契機に同性婚の権利も危ぶまれると、アメリカを中心に懸念が広がっている。大きなバックラッシュの気配。プライド月間なのにこの6月で色々な状況が悪化したような気もして暗澹たる気持ちに。特集の内容そのものには勇気付けられたけれど。

 

日が翳ってきた頃にプールへ。外が暑いほど肌が水を求める感じがあって、最近は行ける時は2日に1回くらいの頻度で泳いでいる。息が上がって体温が上がってもプールの水が冷やしてくれる。2キロ泳いで、プールを出ると外は完全に暗くなっていた。

帰り道、Twitterを開いたらトレンドに「LGBTの自殺」。何かと思ってタップすれば、自民党の議員が多く参加する「神道政治連盟国会議員懇談会」の会合で、LGBTに対する差別的な言説がいくつも書かれた冊子が配られたとのこと。松岡宗嗣さんの記事。「同性愛は後天的な精神の障害、または依存症」とか、「回復治療や宗教的治療によって変化するもの」などなど……本当に2020年台の話? と目を疑う言説がずらっと並んでいて、もはや「よくある間違い集」の様相。これを正しい認識のように配るのは悪質すぎる。

LGBTが治療すべき疾患ではないこと、自殺リスクの高さには社会的な構造が絡んでおり本人のせいではないことなどは少し調べたらわかるはず……いやでも、こうして間違った情報がたくさん世に出回っているし、彼らが偏見や差別を身につけてしまうのは調べないからではなく、独自のやり方で調べてしまうからなのか。現実に生きている人の実態を知ろうとしていないと思ったけど、モデルマイノリティのような人たちとだけ話をして「当事者を知っている」「現実を見た」気になり、考えをより強固にしているのかも。それは「実態を知る」ことに見えて、実際は自説を確かめる材料を集めているだけにすぎなかったりする。やっている本人がその欺瞞に気づいていないこともある。少なくとも私は、誰かの価値観を補強する素材ではない。そして自分の価値観を守るためにある属性を貶める理論に固執する態度には反対していきたいと思っている。

 

しかし問題が次から次へと出てくるな。自民党参院選に向けたアンケート調査でも主要政党で唯一同性婚に反対しているし、LGBT平等法についての質問でも「差別を禁止するよりも、性的マイノリティに関する広く正しい理解を促進するとともに、多様性を受け入れる寛容で温かい社会を築きます」と説明している。差別を禁止することと正しい理解の促進は「よりも」でつながるものではなく、両立させるものでは……。まだ比例代表でどの党に入れるかは迷っているのだけど、自民党には絶対に入れない(というか入れたことないけど)。今回の参院選、少しでも自分やいま生きづらい思いをしているマイノリティにとってよい結果になってほしい。

 

夕飯は昨日作っておいた鶏胸肉のトマト煮、ほうれん草のコンソメスープ。今日の新規陽性者数は3803人、現在の重症者数は5人、死者3人。感染者数も増加傾向。