ヌマ日記

想像力と実感/生活のほんの一部

嫌いかもしれない[2022年1月3日(月)晴れ]

今日から仕事始め。午前中に原稿を一本ざっくり書いて、お昼は恋人が作ってくれたラーメンを食べる。大掃除で発掘された、賞味期限が年単位で切れているラ王。乾麺だし、問題なくおいしく食べた。

 

午後はずるずる先延ばしにしていた作業に着手。明日くらいまでは引っ張れそうな感じなので、今日はやめようかな……という考えも頭をよぎる。でも、後回しにしたい作業ほど先にやっておくと気が楽なので、頑張ってファイルを開いた。

執筆中は基本的に無音なのだけど(声やリズムに引っ張られて集中できなくなるので)、最近はやる気が出ない時だけラジオをつけるようにしている。結局10分もしないうちにノイズに感じて消すのだけど、意識をうまくごまかしながら仕事モードに切り替えられる気がする。今日も5分くらいで消して、そのあとは作業が完成するまでずっと集中してできた。1時間くらいで終わると思っていたら倍以上かかってしまったけど、余計に今日やっておいてよかった、と思う。

リビングに行くと恋人から「仕事終わった?」と聞かれて、「終わった。まだ三ヶ日で全然メールが来ないから、作業に集中できたよ」と返す。誰からも連絡が来ないので、早朝に作業している時のあの静かさが一日中続いているような気持ちでいられた。それは自分にとって心地いいことなんだなと、言いながら改めて気づく。コーヒーを淹れて自分の部屋に戻って、昨日の日記を書いた。

 

夕飯は買いすぎていたおせちの残りと、卵とキクラゲとトマトの炒め物、小松菜のサラダ。出来合いのものとかインスタントが続いていたので(しかもおせちとか海苔巻きだから基本的に冷たい)、久しぶりに自分で作った料理がかなりおいしい。自炊欲が高まり、食事しながら録画して全然見ていなかった「男子ごはん」を見る。「冬のアレンジ麺」の回で作っていたカレー納豆そばがおいしそうで、しかも今家にある材料で作れそう。明日のお昼はこれにしよう。

紅白のかまぼこに手をつけないでいたら、「縁起物だから」とうながされ、気乗りしないまま口に運んだ。「珍しく水飲んでる」と指摘され(私は食事中にほとんど水を飲まない)、自分でもそんなに好きじゃなかったんだと改めて気づく。嫌いな食べ物はないと思っていたし、なんでも食べられる自分のことが好きだったけど、嫌いかもしれない、かまぼこ。たしかに積極的に食べたい日はかなり少ないけど、おいしいと思う時もある……と往生際悪く思いながら、機械的に口に運び続ける。

 

今日の新規陽性者数は103人、現在の重症者数は1人、死者0人。久しぶりの100人超え。意識の浅いところで気を引き締めようと考えるけど、奥のほうでは全然油断している。