ヌマ日記

想像力と実感/生活のほんの一部

結婚とか[2021年9月28日(火)晴れ]

今朝もすっきり起きられず。先日手術をしてから薬(創部が汚れやすいので炎症や菌への感染を抑える薬や、痛み止めなど)をいろいろと飲んでいて、その中に眠気が出るものがある。日中に眠くてどうしようもないというほどではないけど、朝がだるかったり、夜早くに眠くなったりしてしまう。一日が短くなった感じ。秋めいて日が短くなってきていることもその感覚を強めているかもしれない。

 

午前中から日中にかけて、昼休憩をはさみながら原稿を執筆。最近、本当に集中力が続かないと感じる。行き詰まったり、やる気が起きない作業だったりするとふらふらYouTubeSNSを見たり、本棚をぼんやり眺めたりして時間を溶かしてしまう。集中力それ自体に濃淡があるわけではなくて、「何かに意識が集中する」という状態は維持したまま対象だけがスライドしていく感じなので、意識が別のものに移ったことをその瞬間に感知できない。そしてあるタイミングではっと我に帰る。それでもどうにか現在作業できるぶんは書き上げた。

 

昼のうちに外に出て、銀行で家賃や保険料のためのまとまったお金を引き出す。スーパーで夕飯の買い出しをして、意外と荷物が重くならなかったので本屋にも行く。INA『つつがない生活』とブレイディみかこ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の続編を購入。

帰宅して、企画をまとめるはずがついつい『つつがない生活』を読みはじめてしまう。若い夫婦の生活の記録。顔色をうかがうというのとはまた違う、相手が本当に何を考えているのかを読み取ろうとする姿が美しいと感じる。うまくいったりいかなかったりしながら、日常が積み重ねられていく。バンドのツアーで行ったアメリカや新婚旅行のフランスの話もよかった。旅先でのできごとって小さなことでもすごく心揺さぶられるけど、それは日常の感じ方、視点と地続きなんだよな、みたいなことを思う。作者のパンクス精神の深いところが露出しているのが旅のエピソードで、それがまた普段の生活のエピソードに奥行きを与えていた。最後まで読んだあと、なんとなくページを行きつ戻りつして絵を眺める。

 

そのあともなんだか仕事に身が入らず。Evernoteにつける個人的な日記もうまく書き進められなくて、合間にまた集中力が切れて気づくとSNSYouTubeを見ていた。

日記を書くことを回避するためにSNSなどを見てしまっている感覚もあり、これは本当にどうしてなんだろうと思う。Evernoteの日記は文章が破綻していたり生煮えだったり、忙しい時ははしょってもいいから毎日書く、というルールで続けている。それはかなりゆるいルールで、このブログのほうがよっぽど負荷が高いと思うのだけど、ブログの時は集中力が続いて、Evernoteの日記の時は回避行動に出てしまう。破綻や未整理な状態への気持ち悪さが強くなっていて、腰を据えて書けばいいのだけど、それはこれまでのEvernoteでのやり方とは違うからうまくいかない、という感じだろうか。

今考えていて気づいたけれど、Evernoteはこれまで半ば自動筆記的だったのだ。たしかな言葉を書くというより、とにかく手を動かす、ということを大事にする書き方だった。それが自分(が日記を書くということ)に合わなくなってきているのかもしれない。

 

夕飯を作るのも腰が重い。それでもそろそろ恋人が帰ってくるかも、というタイミングで洗い物をしてシンクを片付け、ポトフを煮込む。できあがった頃に「かえります」とLINEが届いて、そのままタラのムニエルの下準備。ポトフにかぶを入れたのだけど、茎と葉っぱの部分はムニエルに添えることにする。

下味で塩を振りすぎたためムニエルは少ししょっぱかったが、恋人曰く「味は濃いがしょっぱいとは思わない」とのこと。添えた葉っぱが何だと思うかクイズっぽく聞いてみたが、最後まで当てられていなかった。

 

嵐の櫻井翔相葉雅紀がそれぞれ同時に結婚発表、というニュース。「嵐・櫻井と相葉が結婚」など、二人が結婚したかのような誤読を誘う見出しをつけたものがあって、けっこう嫌な気持ちになる。楽しそうに「二人が同性婚したのかと思った〜!」とはしゃいでいる人は、実際の同性婚訴訟などには一切興味がないであろう、という偏見。っていうか、ジャニーズ(アイドル)の結婚をどこかタブー視するような雰囲気とか*1、皇室の結婚とか、みんな好き勝手騒ぐけど本人たちの意思を一番に尊重してあげてよと連日思う。

そしてそんなことを考えていたら昨日会社の面談で「そろそろ結婚しないの?」と半笑いで聞かれたことを思い出し、再びイライラしてしまう。私は会社では「異性のパートナーと一緒に暮らしている」という嘘の設定でやっていて、周囲の人からすればそろそろ結婚する方が自然と感じるのかもしれない。でも、仮に私が本当に異性のパートナーと暮らしていて結婚しなかったとしても、それを人にどうこう言われる筋合いはない。
結婚の話を聞かれたのが年齢の話の流れだったこともかなりびっくりしてしまった。「いくつになるんだっけ?」「1月で30になります」「結婚しないの?」。いやー、ムカついたな〜。

 

木曜日から恋人のお母さんが泊まりに来る予定。うち一日は外で食べるが、もう一日は家で食べることになりそうで、私が食事を作るかも。「義母に作る料理」などで検索するも(というか結婚しているわけではないし、そもそも同性は結婚できないし、できても私には結婚願望がないしで正式には義母ではないが、便宜的に)「義母に手料理を拒否された」「義母が作ってくれる料理がまずい」など嫁姑トラブルばかりがヒットする。まあ別に義母に作る料理のセオリーとかないよな、というかそのセオリー別に乗りたくないよな……と軽率な行いを自省。恋人に「お母さん何が好きなの?」と聞いてもあまりはっきりした答えが返ってこず、母親の好きなものって知らないよね、という話になる。母は私の好きなものをよくわかっていたと思う。

いろいろと探った結果、恋人から出てきたお母さんの好きな食べ物は「お好み焼きと素うどん」。前者は我が家にホットプレートがないうえそれぞれのマイルールがある食べ物なのでなかなかハードルが高く、逆に後者はインスタントすぎ(麺から作れば別だけど、それはさすがに…)。もう少し考える。というか、本人に直接聞いてみればいい話なのだけど。

 

風呂を沸かそうかと思ったけれど、めんどくさくて結局入らず。病院からは毎日の入浴を勧められているが、なんだかんだで土曜日に入浴して以降はずっとシャワーで済ませている。幸い痛みが少ないし、ただ清潔に保つためならウォシュレットでもそれなりに事足りるし、という思いもあったり。

 

今日の新規陽性者数は248人、現在の重症者数は117人、死者8人。

*1:男性アイドルの結婚については今はタブーというわけではないけれど、肯定的に語る時に「それでもアイドルという立場の人が一人の相手を選ぶ」ことに過剰なストーリー付けがされている雰囲気があってなんだかなと思う。でもずっと応援してきたファンだったらそういう気持ちになるのかもしれず、一概に切って捨てるような判断は難しいなとも思う