ヌマ日記

想像力と実感/生活のほんの一部

PCR→ワクチン(1回目)[2021年7月30日(金)曇り時々雨]

一昨日は3177人、昨日は3865人と陽性者数が爆速で増えていることに都民として不安を覚えつつ、今日はPCR検査&一回目のワクチンで、コロナ関連の予定が重なっている。午前中に少しだけ会社に顔を出し、それから新宿の新型コロナPCR検査センターへ。早めに着いてしまったので西武新宿ペペのセガフレードで時間を潰すも、検査の30分前は飲食禁止(唾液で検査するため)だったのを思い出し、急いでコーヒーを飲み干す。飲み物がないのに居座るのも気が引けて、そのままぺぺをうろつく。先日作っておいしかったほうれん草カレーのキットを無印良品で買った。

 

検査センターは西武新宿駅からすぐ、マクドナルドの裏にある。そばには牛カツのお店もあって、人が並んでいたので今もこんなに人気があるんだと思っていたらそれは牛カツではなくてPCR検査の行列だった。人通りを塞がないよう微妙に検査センターと離れた場所に並んでいたので勘違いした。予約は5分単位で取ることができたのだけど、厳密に順番通りにするのではなく、なんとなく近い時間帯の人が来た順番に受ける方式らしい。

5分ほど並んだあと受付へ。説明を聞いて検査料の2300円を支払い、検査キットを受け取る。検査のための唾液は、ついたてで簡易的に仕切られたブースで各人が採取する。ブースはかたちとしては選挙用紙を記入するところみたいな感じ。

円筒形の保存容器にろうとを被せて口にあて、唾液を出して規定の目盛りまで採取する。そろそろいいかな、と思って見てみてもまだ足りない、というのを2回繰り返し、無事採取を終えたら保存容器を密閉袋に入れて係の人に渡して終了。並んでいる時間を除けば所要時間は5分くらいだった。結果は明日メールで届くという。

 

検査センターを出て駅に向かう途中、メールが入っているのに気づく。開くと、感染拡大を受けて来週の出張が延期になるかもしれない、という連絡。えええ。そもそもPCRを受けることにしたのが少しでも安心して出張に行きたいと考えてのことだったので脱力しつつ、まあ仕方ない。私もこんな状況の東京から行くことに不安はある。今回の取材相手は年配の方も多そうだし。まだそのままの予定で実施する可能性もあるのだけど、急な予定変更を検討するくらいの危機的状況だということを改めて肌で感じる。菅首相の発言や政府の対応はやけに悠長だが。

 

駅に向かう途中、みんながスマホを上に向けているからなんだろうと思ってその方を見ると、少し前に話題になった立体の巨大猫だった。街路樹の隙間から少しだけ、数秒だけ見えた。

 

丸の内線で東高円寺駅まで移動。行こうと思っていたラーメン店が閉店していて、近くにあった「えん寺」で辛つけ麺。6,7年ほど前に一度行ったきりだけど、記憶の通りおいしかった。辛味が強く、スープを飲み干すとお腹を壊すかもと思いつつ、半分以上飲んでしまう。食べ終えてもまだワクチン接種まで時間があったので、駅のドトールに入って温かい紅茶を頼み、気持ち程度に胃腸を労る。ついでにメールの返信など。

 

15時くらいに店を出て、接種会場になっているセシオン杉並へ。着いたのは15時10分ごろだったけど、まだ15時00分開始の人が待っていて、少し遅れているみたい。冷房があまり効いていなくて蒸し暑いエントランスでしばらく待つ。

25分くらいに呼ばれて、同じ回の人数人とエレベーターで3階へ上がる。受付で必要事項の確認。私より先に受付をした人の何人かが「2回目の接種ですね」と確認されているのが聞こえて、少し焦る。私は今日が1回目の接種だけど、2回目の予約をとることができていない。本当は1回目の接種時に2回目も予約すべきだったのだけど、当時はワクチン接種に少し不安を感じていたこともあって様子を見ていたらあっという間に埋まってしまったのだった。そして杉並区と国との間でワクチン供給に行き違いがあったらしく、予約受付が一時停止となっている。杉並区のサイトをこまめに見ているものの、「今後の予定は7月末ごろにお知らせします」と書かれたまま更新されず、7月の平日最終日を迎えてしまった。

接種を躊躇したのは自分なので仕方ないといえばそうなのだけど、この話、今の状況だけみるとイソップ寓話ぽさがあってけっこう恥ずかしい。接種に積極的だった人の「だから言ったじゃ〜ん」という声が聞こえてきそうですらある……。でも、不安があってそれを処理していくプロセスも自分にとっては必要なことだったので、まあ仕方ない。それから接種に慎重だった人でも受けたいと思った時に速やかに受けられる体制は整っていてほしいから、国の供給がうまくいっていないことへの批判は別軸でなされるべきだとも思う。実際、「若者がワクチンを打ちたがらない」は周囲の声を聞く限りまったくの間違いではなさそうだけど、「打ちたいけど打てない」という人がたくさんいるのも事実だし。

 

会場に入ってからはスムーズで、短い診察のあとでワクチン接種。診察はごくシンプルなもので予診表に書いたことを確認するだけだが、疑問点などがあれば質問することもできる。接種後の経過観察は通常15分だけど、私は抗生物質でアレルギーがあるので30分になった。

ワクチン接種は思っていた以上に痛みが少なかった。注射するところを見ないようにしていたので、思わず本当にしたのか疑ってしまうほど。ニュースで流れる針を垂直に刺す映像を見て、勝手に痛いものだと思い込んでいたのだけど、最近した血液検査のための採血の方が痛かったし、時間も長かった。経過観察で待つ間にちょっと調べたら、どうやら筋肉注射のほうが痛みが少ないものなのらしい。

 

経過観察中は打った方とは反対の腕が痛いような気がしたり、頭が熱いような気がしたりしたけれど、どれもそう言われればそうかも、というくらいのもので、おそらく体の感覚に敏感になっているだけ。明らかにこれは、と思うような異常な反応は起きないまま30分が過ぎた。ほっとして席を立ち、帰り際に運営スタッフの方に2回目の予約について何か知っているか一応聞いてみる。「私たちも区のサイトに掲載されている以上のことは知らないんですよ。7月末には新しい情報が入るっていうから、そろそろだとは思うんですけど」と、予想通りの返事。「こまめに予約サイトを見ているとけっこうキャンセルが出るので、そこから予約できると思いますよ」とも言われて、その回答も予想通りではあったのだけど、思ったよりも声の調子が軽くて、多分本当にそこそこキャンセルがあるんだなと推測する。チケット争奪戦みたいなのは苦手なのだけど、まあやるしかない。

 

会場を出ると大雨が降っていて、折り畳み傘では防げそうにない。雨宿りをして様子をみて、雨足が少しだけ弱まった頃に歩き出す。湿度が高すぎて不快。帰ってすぐに部屋着に着替えて涼む。ワクチンも接種したし、なんだか気が抜けてしまった。仕事の本を読んだりベッドでごろごろしたりしながら、自分の体調を観察。3時間を過ぎた頃から打ったほうの腕に筋肉痛のような痛みを感じるようになったけど、今のところ本当にそれだけだ。1回目だし、そんなに劇的な反応はないのかも。

 

夜に連絡があり、結局出張は予定通り実施する可能性が高そう。行くことに不安があるような、感染大爆発の東京から数日でも脱出できるのがうれしいような気持ち。少し仕事をして、夕飯にキャベツの千切りと豚の薄切り肉を炒めたものを作った。

 

夜、寝る前に杉並区のサイトを見てみると情報が更新されていて、2回目接種の人を優先しつつ来週から予約を再開するという。なんとかなりそうでほっとした。副反応は打った腕の筋肉痛が少し強くなっている気がするのみ。「利き腕と反対の腕に打つのがおすすめです」と言われて左腕に打ったのだけど、私は右利きだけどスマホは左手で使うから、少し操作しづらい。

 

今日の新規陽性者数は3300人、現在の重症者数は88人、死者2人。