ヌマ日記

想像力と実感/生活のほんの一部

まぜこぜ[2021年7月1日(木)雨]

昨日セットアップした新しいMacBook Airが快適。操作感はほとんど変わらないのだけど、表面がすべすべしていていかにも新品という感じ。このパソコンではじめて原稿を書く。まずは細かい文章にこだわらずにざっと書いて、最後まで作ったら読み直しながら仕上げていく。

この話は以前にも書いたかもしれないけれど、こういう原稿の書き方は彫刻を作るのに似ているように思う。プレーンな素材があって、大まかなあたりをつけたあとで細部を作っていく、完成のイメージはあるけれど軌道修正の振れ幅も用意しておく、そんな方法。人によっては3Dプリンタのように、頭から末尾まで完成された文章を書ける人もいるようで、羨ましいけど自分にはできないなあと思う。まあ、3Dプリンタも彫刻もやったことがないので、イメージと断片的な知識で話しているのだけれど。

 

13時からオンラインで新しく関わるメディアの顔合わせ。出張があり、いわゆるライターの職能を発揮するものでありつつこれまであまりやったことがないタイプの仕事になりそうでわくわくする。

新しいパソコンで参加したのだが、カメラの画質が飛躍的に向上しており、自分の顔と部屋がくっきり映って少し恥ずかしい。それから、以前のパソコンはキーボードの奥に一列にスピーカーがあったが、新しいものはキーボードの左右にある。左右のスピーカーから打ち上げられた音がディスプレイの前で融合するような感じで、音が立体的だし画面から出ているように錯覚する。音楽を聴いたり映画を見たりするのによさそう。でも、オンライン取材をICレコーダーで録音する時にこれまでと同じように録れるか少し不安になった。レコーディング機能を使えばいい話なのだけど、なんとなくICレコーダーのほうが安心できて、レコーダーだけ使ったりレコーディング機能と併用したりしている。アナログ人間です。

 

打ち合わせ後は再び原稿、それから別の仕事。夕方からプールへ。このところずっと雨が降っている。傘に小さな穴が空いているみたいで、雨が銀色の軸をつたってきて手が濡れる。

プールはあまり泳げず、1200メートル泳いだところで閉館時間に。帰り道、スマホを見たら母からLINEが届いていて、今日2回目のワクチン接種をしてきたという。今日の時点で2回接種できていれば、抗体ができるまで時間がかかったとしてもオリンピック開会には間に合いそう。ひとまずほっとする。

 

一方私の方は、接種クーポンが届いたのが今週の月曜日。私よりも先に家に帰った恋人が封筒の写真を送ってきて知ったのだけど、その時ちょうど聞いていた「荻上チキ・Session」で「大規模接種センターが今日から2回目の接種を優先。初回の接種希望者の枠は制限される」というようなことを報道していて、一歩遅かった! と思った。今からでも初回接種は受け付けていると思うのだけど、なんだかすごく混みそうで、予約もしていない。

区の予約サイトにアクセスしてみると、私の年齢では接種予約の受付開始が6日からになっていた。人の話を聞くと予約もなかなかとれないと聞くし、これはまだ時間がかかりそう。

 

ただ、実はワクチン接種について様子を見たい気持ちが少しだけある。副反応は確率が低いし、そこまで心配はしていないのだけど、人と話す中で長期的な影響について不安が生まれてきたのだ。

本来であればワクチンの承認は数年単位の時間をかけて治験をし、経過を観察するプロセスを経る。今回はその段階をスキップしているので、長期的に見た時のリスクがわからない。そしてその観点での安全性は時間が経たないとわからなくて、それを証明する方法は現時点ではない。

もちろん、かなり慎重に万全を期して進めているはずだし、長期的なリスクも可能な範囲で考慮し検証しているだろう。だからまず大丈夫だと思うし、オリンピックで流行がどうなるかわからないなか、喫緊の感染リスクを防ぐ方が重要だという考え方もわかる。自分も目の前の感染リスクを考えれば、はやく打ちたい気持ちが強くある。今日の打ち合わせ含め出張に行く機会が今後何度かありそうだから、自分が媒介者にならないためにも打つべきだろうと思うし。

最終的にきっと私は打つと思うのだけど、われ先に、何がなんでもというわけではないのが本音だ。だから接種が先延ばしになっていることに、実は少しほっとしている。でも、近日中にはしっかり考えて判断しないといけない。

こういうことを書くと、陰謀論者や極度な怖がりのように思われるだろうか。自分としては反ワクチンのつもりはなく、肯定的だが慎重になっているという感じなのだけど。それにこうして自分が接種することに不安を感じながらも、母が接種したと聞けばかなり安心していたりもして、いろんな気持ちがまぜこぜ。

 

夕食後、都議会議員選挙のことを少し調べる。NHKの都議選特設サイトで自分の区の候補者の考えや政策をチェックしたり、BUSINESS INSIDERが各党にジェンダー政策に関してアンケートをとった記事を見たり。BUSINESS INSIDERの記事を見ていると、「1.選択的夫婦別姓」「3.LGBTQの権利」で自民党が明らかに浮いており、思わずちょっと笑ってしまう。LGBTQの権利については理解増進法なのか差別禁止法なのかについての党のスタンスまでは書かれておらず、これだけでは判断しにくいところはあるのだけど、それでも指針の一つにはなると思う。

この前の休日、駅前で候補者が街頭演説をしているのを何度か見かけたのだけど、自民党の候補者の時は人だかりができていて、別の政党(全面的にではないけれど、私が応援している党)の候補者の時は数人しかいなかった、ということがあった。現在の議席数を見ていればまあそうなんだろうと思うけれど、実際の光景としてみるとちょっと気持ちを削がれる。そして人だかりができるほどの政党が、性的マイノリティに対してそうした態度であるということに息苦しさを覚える。

 

今日の新規陽性者数は673人、現在の重症者数は51人、死者2人。昨日は久しぶりに感染者数が700人を超えて、感染が増加傾向であるのは明らか。っていうか、人流が増えれば感染者が増えるんだからデータを見るまでもなく当たり前の結果で、騒ぐ気にもなれない。先週くらいまでは重症者数は減少傾向にあったのだけど、こちらもまた増えはじめている。