ヌマ日記

想像力と実感/生活のほんの一部

コーラ[2021年5月6日(木)晴れ]

ゴールデンウィークは1日だけ友達と会って、恋人と近所の公園に出かけた以外は家で過ごしていた。5連休だったけど仕事ややらなくてはいけないこともあって、4日、5日は半日仕事。今日は一日会社へ行く日だが、そうして2日前から助走をつけていたので気分的なつらさは少ない。ただ、なかなか朝は起きられず。朝から活動を開始したいから6時半に目覚ましをかけるのだけど何度もスヌーズを使ってしまって、二度寝を繰り返すうちに深い眠りがやってくる。引きずり込まれるようにスヌーズを無視してこんこんと眠り、結局起きたのは8時半だった。

 

出社前にやろうと思っていたことすべてはできなそう。取捨選択して、今日提出の原稿2本の仕上げ。どちらもほとんど完成しているもの。途中で時間切れになってしまったのでGoogle Driveにデータを突っ込んで、残りは会社でやる。1本めのデータをドライブに入れ忘れていたことが発覚し、「あー…」となった。帰宅後に送るしかないが、遅くなってしまうのが申し訳ない。

 

連休明けということもあってか、打ち合わせやフィードバックが多め。助走はつけていたが、職場で働くのはそれとは別種の疲れがある。気温や季節の変化についていけず、体に熱がこもっている感じがするのもつらい。

定時まで働いて即帰宅。帰り道に自販機でコカコーラのミニボトルを買って久しぶりに飲んだらかなりうまかった。頭や体の奥底にある疲れには届かず、浅く部分的ではあるのだけど、それでも生き返った感覚を覚える。混んでいる中央線を避けて、総武線で帰宅。GWはインドの変異株について(情報がいまいち少ないが)調べていて、警戒感を強めている。緊急事態宣言は結局延長になりそうだし、それなのにオリンピックは開催の方向で動いているようで、もう何が何やら。

 

一駅手前で降りて、さっきのコーラをちびちび飲みながら帰る。歩いている途中、ミツメの初期の「migirl」という曲に似たような歌詞があったな、とふと思い出して聴いてみる("コーラ自販機で買って飲みながら帰ろう どこにでもあって君思い出すね"という歌詞だった)。ファーストアルバムに入っている、どことなくくるりっぽい曲。音楽は心地よかったけど、歩くうちにシャツの内側に熱がこもって、かえってだるくなってしまった。

 

帰宅後は家のPCを開いて原稿を送付、それからメイ・サートン『今かくあれども』を読みはじめる。読み始めて、これ小説だったのかと気づく。『独り居の日記』のような鮮烈な失望や怒り、後悔、自分自身の手で平和を取り戻そうとする文章を求めていたのだけど、小説だと少しニュアンスが違うかも(テーマは通底する部分がある)。とりあえず読んでみよう。

しかし木・金と有給をとって9連休にしている恋人がやけにハイテンションで、読書中に話しかけてくるので全然進まず。それでなくともあまり頭が働いていない気がしていたので、本を閉じて話をしたり甘いものを食べたりした。