ヌマ日記

想像力と実感/生活のほんの一部

連絡がよく届く、一人で過ごす日[2020年10月15日(木)曇り]

私は基本的に「世の中の人はみんなエネルギッシュに動いていたり、自分のペースでできることをやっていたり、大切な友だちがいたり、何かを振り切って自分の感覚を優先できたりしてすごいな」みたいなことを思っているのだけど、昨日の夜はそれがネガティブな方向へ強く作用してしまって、「(私以外)みんなすごいな」という気持ちだった。

それを吐き出したいけど落ち込んでいるふうにはしたくなくて、Twitterに「みんなすごいなあ みんなすごいよ」とポスト。これだけだとまだ暗い感じがしたので、「みんなたち……すごいぜ……」とふざけた調子で追記してみる。おかげで落ち込んでいる雰囲気は消えたように思うけれど、そういうことではない気がした。また自分で自分を楽にすることに失敗したなあと思い、うっすらと自己嫌悪しながら眠った。

 

朝起きると友だちからのLINEで、踊っている犬(?)のスタンプが送られてきていた。あのツイートに忍ばせた落ち込みの雰囲気を察してくれたのか、それともたまたまか。どちらにしても少し救われた気持ちになる。彼には仕事を紹介してもらっていて、先日そのクライアントとのはじめての案件が終わったので、連絡しないとと思っていた。そのことについても触れつつ返信。

昨日まで取材が立て込んでいて、今日と明日はその原稿をまとめて仕上げる日。それなりに量があるので、朝から少し気が立っている。コーヒーを淹れて、まずは1本目を執筆。続いて2本目に取り掛かろうとしたところで、母からLINEが届いた。珍しいなと思って開くと、「私はめったに夢を見ないのに、今日は珍しくあなたとあなたの恋人の夢を見たのでちょっと気になった」と書かれている。どんな夢なのかは書かれていないけれど、わざわざそんな連絡をしてくるということは、きっと悪い夢だったのだろう。すぐに返信をするとラリーが続いて集中できなくなってしまうのであとで返すことにして、2本目と3本目を執筆した。

 

これでようやく折り返し。ペースとしては悪くないけれど、情報量が多い内容をかなり削ったり圧縮したりする必要があり、悩みながら書くのが疲れる。事前にしっかりとプロットを作ったほうがよさそうだと感じ、4本目のプロットを作りながら湯を沸かす。遅めの昼食にパスタを茹でて食べながら、母に返信。あと、Mから今作っているZINEの表紙案が届いていたので、それもチェック。色々と考えながら作ってくれていてとてもうれしい。

 

食後はすぐに4本目の執筆。ちょっと疲れていたけど、休憩せず立て続けに5本目まで完成させた。5本目を書いている時に荷物が届いて、対応するためにドアを開けたら晩秋のような涼しい空気が入ってきて驚いた。私の住む部屋は熱がこもりやすく、外とはかなり気温差がある。あっというまに冬になるんだろう。

 

残るはあと一本。頑張れば終わらせることもできたけれど、ここまでやっておけば大丈夫だろうと明日やることに。今日一日をこの原稿だけで終わらせるより、何か別のことをしたかった。一番はプールに行きたかったが、それには少し遅い。仕事を頑張った今日くらい外食でもいいかと思っていたけど、結局自炊をすることに。辛いものが食べたくて、麻婆豆腐と豚キムチで迷った結果、明日の分までまとめて作れる豚キムチを作った。

恋人が帰ってくるまで部屋で読書。なかなか読み進められずにいたシーグリッド・ヌーネス『友だち』をようやく読み終える。今月は本当にまったく本を読めていなくて、仕事以外で読んだのはこの本くらい。明日からの今月後半戦は、もうちょっとたくさん読みたい。